今回の旅で一番素敵だった村。それは氷河湾国立公園近くにある小さな入り江、人口30人のエルフィンコウブ(Elfin Cove)、和訳「小人の入り江」だ。車道が無い、小さな海辺の村の交通手段は全て船。

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写真上  インナーハーバーへの水路

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写真上  インナーハーバー・・・波の入らない静かな入り江で、疲れきったオンディーヌのつかの間の休息

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写真上  入り江を囲み、素敵なキャビンが集まっている

私たちは、船を舫いさっそく村を散策すると小さな学校に出くわした。生徒は9人の小学生のみ。日本人がヨットに乗って来たのは初めてと、子ども達は興味津々。若い小柄な女性ヨランダ・ベイリー(Mrs.Yolanda Bailey)さんが先生だった。

彼女は私たちに、日本の事を是非話して欲しいという。着いたばかりで疲れていたし、英語が流暢ではないので困ったが、国際親善だと思い、折り紙の鶴を教えることにした。

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写真上  妻の折り紙の授業・・・子供達、結構真剣に参加してくれた

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写真上  ベイリー先生と少年クリス・・・特にクリスとは親しくなる

その日は、ヨランダの家でサーモンをご馳走になった。彼女はメキシコ系アメりカ人で、今回の旅で一番素敵だと思えた人だ。物腰の可愛さ、アメリカ人らしくない落ち着いた明るさ、何よりソフィスティケートされた優しさが魅力的だった。

拙い英語でしゃべる私たちのために、ゆっくり、表現もいくつか解る言葉に言い直して話してくれる。一生懸命理解しようと聴いてもくれる。すっかり意気投合し、彼女となら何時間でも英語で会話できそうだった。そして離れがたかった。

この村は小人の入り江という名前が正にピッタリの、現実とは思えない夢のような美しい場所だが、冬になればかなり厳しい自然環境だ。お店は小さな何でも屋があったかもしれないが、ほとんどは通販で、昔の電話帳のような分厚いカタログがどこの家にもある。

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写真上  テレビ受信用の大きなパラボラアンテナが彼方此方に・・・森に浮かぶ集落

夏には、観光客や漁の船で人口は倍になるという。